PBL/SELプログラム・仕組みづくり

背 景
「1/1教育」を理念に掲げて、全国主要都市を中心に37キャンパス(2020年10月時点)展開する通信制の高校である、第一学院高等学校さまから、「プロジェクト学習を3年かけて全キャンパス浸透したい」と助力のご依頼を頂きました。
課題としては、これまで教科学習のティーチングを中心としてきていたので、「答えを与えるのではなく、信じて見守る」という(1)指導型から伴走型への意識面の転換を初めとして、自己認識や他者共感といった(2)先生の社会情動スキルの習得、主体的・対話的な学びに即した(3)教室の雰囲気・環境づくりといった3つあり、それらの変化をやらなければならない押し付けではなく自分事として推進してもらう必要がありました。
実施内容としては、先生向けの「SELをつかみ、自分自身や生徒との接し方を見つめなおす」SEL研修、生徒向けの「SEL×PBLを1人称、2人称、3人称の順に学んでいく」プログラムカリキュラムの雛形設計、先生方が、各自の現場に合わせて工夫し、先生同士で知恵を共有できる様なラーニングコミュニティ作りを行っています。
プロセスの最中ではありますが、最初にSEL研修を受講して下さったキャンパス長が自主的に他のキャンパスにSEL×PBLの重要性を説きに奔走してくださったり、生徒も自分の興味に基づいた学習プロジェクトを始めたりなど、主体的・対話的な学びの芽吹きが見えてきています。
rokuyouのアクション
- コンサルティング:現状とニーズを明らかにし、的確な目標とマイルストーンの設定
- PBL/SELを理解、体現するための研修の設計と実施
- 教員向けPBLガイドラインの作成・配布
- 年間のカリキュラム設計のサポート
- (スポット)生徒向けワークショップの実施(教員研修も兼ねる)
- そのほか必要な学校の年間イベントの設計(教員成果発表会、マイプロアワードなど)
お客様の声

竹下 淳司 様
- (株)ウィザス取締役
- 第一学院高等学校副理事長
プロジェクト関係者からの一言

町塚 俊介
- rokuyou ラーニングクリエイター
- rokuyou academia ディレクター
プロジェクト詳細
期 間 | 3年間 |
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インパクト | 全国37キャンパス/生徒7,000名が受ける PBL/SEL のカリキュラムの作成 |
関わった人数 | ①rokuyou:2名、 ②先方プロジェクトチーム:7〜8名程度、 ③研修を受けた先生の数:120名程度 |
プロジェクトに関わったメンバー
その他の事例
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大学向けSELベースプログラム「セルフリーダーシップ」づくり
学生が学ぶ目的やこれから先の生きる目的意識を醸成できる授業づくりを実践するための、マインド(在り方)とスキルを学ぶ教職員研修の提供。
- 期 間 1年
- インパクト 全国の大学教職員がSELを学ぶ、「気づき」への理解と体現、セルフアウェアネス授業実践ができるマインド・スキル習得
- 関わった人数 ①rokuyou 2名、②先方プロジェクトチーム 3名、③研修を受けた方 30名、授業を受講した生徒数 500名(2020年10月現在)
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レジデンシャル・カレッジでの学びを最大限にするためのプログラム開発・設計
居住者の主体性が育まれる学びの場の創出する。
- 期 間 1年
- インパクト 研修を受けた住民の数:50名程度
- 関わった人数 ①roku you:2名、 ②先方プロジェクトチーム:3〜4名
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SEL教材の制作・提供
生徒の主体性を引き出すファシリテーションを学ぶ教員むけて、SELの理解を深めるための動画教材およびプログラムの提供。
- 期 間 2019年12月〜2月(3ヶ月)
- 関わった人数 ①rokuyou 1名、 ②活育教育財団 2名
- 参加者 50名程度
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ICT活用うるま市島しょ地域児童生徒交流実証事業
インターネットだからこそできる、地域を越えた仲間との学び合い。 未来をひらく「ネット部活」
- 期 間 2020年6月~2021年3月(進行中)
- インパクト 参加生徒30名、 コンテンツ18時間分の開発
- 関わった人数 ①rokuyou 2名、 ②角川ドワンゴ学園 5名、 ③うるま市教育委員会 1名、 ④中学校教員 6名
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地域課題に向き合う「マイプロジェクト×SDGs」で新しいかたちの総合的探究の時間をコーディネート
自分と社会(地域)を繋ぐことで「主体性」「課題解決力」「行動力」を養成する取り組みを実現。
- 期 間 2020年7月〜2021年2月(※進行中)
- インパクト 2学年 × 5クラス(約400名)が受けるPBL、地域社会への貢献、SDGsへ取り組む
- 関わった人数 ①rokuyou、 ②先方プロジェクトチーム、 ③研修を受けた方