大学向けSELベースプログラム「個人プロジェクト」
背 景
清泉女子大学地球市民学科では、社会問題を分析し、解決へ導くための力を身につけることを目指しています。
その中で、大学生の自己肯定感と社会に主体的に関わる姿勢の育成、これからの時代で活躍するための思考力・判断力・問題解決能力の涵養の必要性を感じていました。
また、これらの資質・能力の土台づくりにも課題感を抱いていました。少なくない学生たちが「こんなこと言ってはいけないのではないか……」と他者の目を気にしている様子が見られ、自分の気持ちや考えに気づき、素直に表現することが苦手な学生が多いように感じていました。まずは学生との信頼関係構築を行い、その過程で学びや閃きにつなげる感覚を体感してもらう必要があると考えていました。
取り組み
思考力・判断力・問題解決能力は、知識インプット型の学習だけでは身につけることは難しいです。そのため、自らの関心に基づいたプロジェクトを企画実施し、解決したい課題に取り組み、アクションから学ぶような仕組みづくりを行っています。
社会にポジティブな変化を起こすには、「自分自身」「協働する仲間」「社会との関わり方」について深いレベルで理解することが求められます。そこでSELをベースとしたアプローチをし、自分自身のビジョンと社会のビジョンを繋げるためのプロジェクトを実施しました。
成 果
一年次のオリエンテーションを経て、ノンジャッジメンタルでいることを体感覚的に理解し、気づくこと、表現することができるようになってきました。自分自身について知り、それを伝えることを通して、仲間と協働するための土台がつくられはじめ、プロジェクトに向かうための準備が整ってきています。
rokuyouのアクション
- 受講学生像(どんな課題があるか、期待する変容)についてヒヤリング
- セルフアウェアネス(セルフリーダーシップ)授業のカリキュラム作成
- オリエンテーションと授業の設計・実施
お客様の声

プロジェクト詳細
期 間 | 2021年〜2023年(※進行中) |
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インパクト | 大学1年生が企画実施するために必要な「気づき」への理解と体現 |
関わった人数 | ①rokuyou 3名、②先方プロジェクトチーム 4名、③講義を受講した学生 50名 |
プロジェクトに関わったメンバー
その他の事例
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PBL×SELプログラム・仕組みづくり
通信制高校でのSEL×PBLプログラムの実施
- 期 間 4年間
- インパクト 全国37キャンパス/生徒7,000名が受ける PBL×SEL のカリキュラムの作成
- 関わった人数 ①rokuyou:2名、 ②先方プロジェクトチーム:5名 現場チーム3名程度、 ③研修を受けた先生の数:35名/年
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レジデンシャル・カレッジでの学びを最大限にするためのプログラム開発・設計
居住者の主体性が育まれる学びの場の創出する。
- 期 間 1年
- インパクト 研修を受けた住民の数:50名程度
- 関わった人数 ①roku you:2名、 ②先方プロジェクトチーム:3〜4名
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SEL教材の制作・提供
一定期間伴走し多面的に関わった上でSEL教材の提供や研修を実施
- 期 間
- 関わった人数 ①rokuyou
- 参加者
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ICT活用うるま市島しょ地域児童生徒交流実証事業
島嶼地域をオンラインでつなぐ授業と部活動の場づくり
- 期 間 2020年6月~2024年3月(進行中)
- インパクト
- 関わった人数 ①rokuyou 3名、②先方プロジェクトチーム 6名、③伴走した教員の数 約12名、プログラムを受けた生徒120名
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地域課題に向き合う「マイプロジェクト×SDGs」で新しいかたちの総合的探究の時間をコーディネート
「総合的な学習の時間」に伴走し生徒の主体性を育む
- 期 間 2020年7月〜2024年2月(※進行中)
- インパクト
- 関わった人数 ①rokuyou 2名、②先方プロジェクトチーム 4名、関わった先生の数72名、③研修を受けた生徒 960名